369: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/23(土) 03:01:59.18 ID:LY9D/QEiO
蒼龍「だから帰ったらまずは、加賀さんにも喧嘩腰にならないでさっきの状況を説明してあげて?」
蒼龍「そしたら加賀さんだって瑞鶴が頑張った所褒めてくれるよ!」
そう言われても瑞鶴はやはり納得が行かなかった。
370: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/23(土) 03:04:03.04 ID:LY9D/QEiO
帰還すると提督や出撃メンバーと近しい者達が出迎えに来ていた。
その中に加賀の顔を見つけた瞬間、瑞鶴は逃げ出したくなった。
しかし提督や翔鶴が居る手前、そういうわけにはいかなかった。
371: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/23(土) 03:05:01.72 ID:LY9D/QEiO
加賀「...これに懲りたら上手くいってても慢心しないことね。救援が間に合わなかったら貴方は沈んでたわ」
加賀「まだまだ未熟なのだからもっと精進しなさい」
蒼龍「ちょっと、加賀さん...」
372: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/23(土) 03:07:00.52 ID:LY9D/QEiO
赤城「加賀さん、今回瑞鶴は旗艦としてちゃんと動けてたみたいじゃないですか。そこは褒めてあげましょうよ」
赤城も瑞鶴をフォローする。
加賀「ですがこの惨事の発端は、2戦目の後にやや離れた前方の敵を殲滅するのに必死で索敵が疎かになったからでしょう。それは旗艦の責任です」
373: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/23(土) 03:08:38.75 ID:LY9D/QEiO
加賀「だから諸島の入口に戻った時に普段通りの索敵では捉えきれなかった敵が襲来してきて、初めてそこで危険に気づくことになったの」
加賀「今までの上手くいってたことしか頭に無くて気が緩んでたのが、どうして慢心じゃないって言えるのかしら?」
瑞鶴「っ...!」
374: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/23(土) 03:09:34.74 ID:LY9D/QEiO
加賀の言ったことには反論はできない。
筋が通っていて、それを論理的に覆すほどの主張をできる気がしなかった。
だが、それでも・・・
375: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/23(土) 03:10:45.89 ID:LY9D/QEiO
瑞鶴「アンタなんて大っ嫌い!」
加賀の表情に一瞬動揺が浮かぶ。
376: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/23(土) 03:15:20.24 ID:LY9D/QEiO
泣きながら全身と心の痛みに喘ぎ走っていると、途中で川内に見つかった。
川内は艦種は違えど親友であり、すぐに心配そうな顔をして何があったのかを聞いてきた。
377: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/23(土) 03:16:12.41 ID:LY9D/QEiO
川内「ねぇ、瑞鶴。もう少し加賀さんのことを分かってあげな」
川内「多分蒼龍さんや飛龍さんですら全然分かってないと思う。だからこそ、瑞鶴が気づいてあげて。」
川内「今回は加賀さんに問題があると思うけど、やっぱりいつだって瑞鶴に対する加賀さんの姿勢って変わってないよ」
378: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/23(土) 03:18:01.09 ID:LY9D/QEiO
瑞鶴「かわうちも私を助けたがらない奴の味方なんだ...もういいや...」
そう吐き捨ててその場を後にする。
きっと翔鶴が自分を探し回ってることだろう。
ドックに行って高速修復材で身体を治すだけしたら、あとは姉と甘味処にでも寄って気分転換しようと思った。
379: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/23(土) 03:18:33.77 ID:LY9D/QEiO
とりあえずここまでです
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