273: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/17(日) 00:42:53.01 ID:ipNkQLlXO
青葉「(そういえば鳳翔さんも...可能性は低いと思いますが...)」
青葉「(せっかくの絶好のチャンスですし)」
274: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/17(日) 00:44:32.54 ID:ipNkQLlXO
青葉「味方をしてあげたり、あまり敵意を持ってない人はほとんどが古参の方ですから...」
この説明で鳳翔は青葉の言いたい事を理解したようだ。
そして彼女の目線が一瞬青葉のさらに後ろを捉えた気がする。
275: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/17(日) 00:46:47.27 ID:ipNkQLlXO
青葉「いえ!むしろいきなりすみません...」
答えは予想はしていたが、やはり聞いた以上は少し残念な気持ちも拭えない。
同時に気まずい空気にしてしまった罪悪感もあり、謝罪の言葉を残し立ち去ろうとした。
276: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/17(日) 00:50:03.35 ID:ipNkQLlXO
青葉「たしかに...」
その言葉はすんなりと青葉に浸透したのだった。
青葉「ありがとうございます」
277: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/17(日) 00:51:15.98 ID:ipNkQLlXO
青葉は以前までは加賀の立場について、山城を戦力としてだけは不可欠と考えるからこそ中立を維持しているだけだと思っていた。
それは、事実として山城が金剛と共に戦艦の中で群を抜いて練度が高いことや、加賀がその冷静な分析力を買われて作戦会議に呼ばれるような立場に居ることによって裏付けられているように思えた。
だが古鷹のふと零した言葉を聞いてから、そして決定的には那珂から事情の存在を聞いてから、そんなストーリーよりももっとシンプルな可能性が浮かび上がった。
278: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/17(日) 00:52:38.63 ID:ipNkQLlXO
この仮定は実に説得力があるように思える。
話を聞いた時に那珂は、山城を嫌わないでいる人は程度に差はあれ何かしらの事情を聞いているのではないか、と言っていた。
そしてその際に、金剛と加賀はおそらく事情を知ってるから中立的なのではないか、とも推測していた。
279: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/17(日) 00:57:48.91 ID:ipNkQLlXO
青葉が今まで見てきたことを踏まえれば、その1枠もおそらくは古参勢で山城を嫌う態度を見せていない人である。
その条件からいえば鳳翔も該当はする。
だから先程は可能性は低いと思いつつも、一応彼女にも確認をしてみたのである。
280: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/17(日) 09:22:17.73 ID:ipNkQLlXO
まさかの寝落ち...
またこうやって予定が狂っていく...
281: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/17(日) 09:23:05.87 ID:ipNkQLlXO
青葉「(ただ、鳳翔さんまでもが信じる根拠にしてる加賀さんも十分ありえるんですよね...)」
青葉「(それに正規空母の方々は口々に、加賀さんは明らかに後輩、もとい瑞鶴さん思いなところがあると言います)」
青葉「(そんな人が事情を何も知らないのなら、あんなことをする山城さんを到底容認するはずが無いのでは...?)」
282: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/17(日) 09:24:42.63 ID:ipNkQLlXO
古鷹「...何か悩み事?」
思考を続けながら席についた時、古鷹がやや不安そうに首を傾げて聞いてきた。
青葉「いえ、まぁ今週の記事は何書こうかなぁって」
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