年越し代行
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36:名無しNIPPER[saga]
2018/12/28(金) 21:46:28.40 ID:JbQZeQhn0
「俺がアイツに説教するとでも思ったか?」

 どうやら、僕のルートはすこぶる効率が良かったらしい。
 今年は随分と仕事が早く終わり、まだ新年を迎えるまでには時間があった。

 だが、ジイサンがもう一度あの男の部屋に行く様子は無かった。
 ジイサンは車の外で、ニヤニヤとタバコの煙を空に向けて溶かしている。

「別に……ていうか、アイツのつまみ、回さなくていいのか?」
「さぁなー」

 ガッハッハと笑ったが、乾燥した空気とタバコの煙が喉に引っかかったのか、ジイサンは少しむせた。



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