年越し代行
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37:名無しNIPPER[saga]
2018/12/28(金) 21:48:26.84 ID:JbQZeQhn0
「ただ、アイツの言ったとおりだ。
 俺の身勝手のせいで、辛い思いをさせちまったのかも知れんのだから、説教する筋合いなんて無い。
 まっ、謝ってやる気もサラサラ無いがな」


「だからって、あんな別れ方で良かったのかよ」
 僕は顔を上げた。

「俺が言える立場じゃないけど……たとえ自分の事を棚に上げてでも、人生を腐らせている奴を正しい方向に導くのは、年長者の務めだと思う」



 ジイサンは、僕の顔を見て何度か小さく頷くと、短くなったタバコを思い切り吸った。

「ボウズ……お前、何でこの仕事が『年越し代行』っていうか、知ってるか?」



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