32:名無しNIPPER[saga]
2018/12/28(金) 21:31:33.96 ID:JbQZeQhn0
「親だぁ?」
男は激昂した。
「俺の何を知ってんだ。余計なお世話だ、マジ警察呼ぶぞお前」
「ハッハッハッハ」
ジイサンは声を上げて笑った。
僕も後ろで、笑いを堪えた。
「何がおかしいんだオラァッ!」
僕達は国の最重要機密の塊だ。
一介の警察官がどうこうできるものではないのだ。
そもそも、バッジを起動させれば僕達を捕まえられる者などいない。
脅しにもハッタリにもならない言葉にこの男が頼るのは、仕方が無いとはいえ、どこか滑稽に思えてしまう。
「すまんな、確かに不法侵入だ」
ジイサンは顔の前で手を振り、ニコニコと嬉しそうに頭を下げた。
「帰るよ」
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