年越し代行
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33:名無しNIPPER[saga]
2018/12/28(金) 21:37:35.55 ID:JbQZeQhn0
 ――えっ?

「あぁ、そうしろ」
 今にも飛びかかりそうだった男の剣幕が、ようやく少しトーンダウンした。


 どうした、ジイサン。
 帰るだと?
 まだコイツのつまみを回してはいない。
 一旦出直すということか?

 それに、何も話をしないまま――。

「だが、一つ言わせてもらうと、家族の繋がりは大事にした方がいいと思うぞ」


「とっくにいねぇよ」
「何?」

 ジイサンは、玄関の方へ振り返りかけた体を止めた。


「俺の親父は、暴力を振るうだけ振るって、俺がガキの頃に家を出てった。
 お袋は、口を開けば親父の悪口を俺に聞かせ続け、それでも拭えないウサを男に貢いで晴らした」



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