68:名無しNIPPER[saga]
2018/12/27(木) 23:38:01.58 ID:hSRFEIsWO
魔法使い「オッサン、ごめんっ!!」
戦士「バカかテメエは!!」
決着が付き気を抜いたのか反応は遅れ、疲労に足が縺れたのか動き出しも遅れた。
(巻き込まれるなんて冗談じゃ)
傭兵の背中目掛けて放たれた火球は寸分の狂いなく向かってくる。
だがそれは着弾目前に上昇して爆ぜた。威力はないが発する光は尋常ではない。
「何だよ、邪魔出来たのかよ、魔法使い……」
眩い光の中、戦士は視界を奪われ膝を突く。
瞼を開くと、そこには想像通りの光景があった。
見上げる自分、それを見下ろす傭兵と喉元に突き付けられた切っ先。
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