69:名無しNIPPER[saga]
2018/12/27(木) 23:40:30.17 ID:hSRFEIsWO
戦士「……殺せよ。亡国の傭兵」
戦士「俺はそうするつもりだったんだ。そうされる覚悟は出来てる」
その声に偽りはなく、これから起きるであろうことに納得もしている様子だった。
だが満足はしていない。
憧れに挑み、憧れを超える。その望みは叶うことはなく心残りだけがあった。
「あんたがどれだけ強いのか、ずっと知りたかったんだ。最後に教えてくれねえか」
傭兵はやはり無言だった。
「あの野郎が言った通り、けちだな」
振り上げられた剣を眺めながら、傭兵の傍らに立つ魔法使いを見つめた。
「お前は良い先生に恵まれたなあ、魔法使い。まあ、精々大事にしろよ。年寄りなんだからな……」
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