379:名無しNIPPER[saga]
2019/02/03(日) 23:23:16.21 ID:IrdoZQX9O
勇者「それはそうだが……」
戦士「勇者、他の奴等は塔にいる。俺が足止めするから魔法使いを連れて塔へ行け。
あいつは渋るだろうが、その時は髪を引っ掴んでも連れて行け。いいな」
勇者「戦士、聞いてくれ。師は本気だ。君一人に任せるより、共闘して無力化を狙った方がいい。
俺は距離を取りながら戦えたが、足止めする以上、君は攻め続けるしかなくなる」
戦士「大丈夫さ、魔術込みならあんたに譲るが剣術だけなら俺に分がある。大体、傷だらけのあんたに何が出来る」
勇者「……」
戦士「迷っちゃ駄目だ。あんたにはこの後もやるべきことがある。そうだろ?」
勇者「…………分かった。だが用心しろ。正直な話、まだ底が見えない」
戦士「俺にも見えねえよ。ほら、さっさと行け。さっさと行って人質を救い出せ。それが馬鹿げた戦を終わらせる近道だ。頼んだぜ」
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