勇者「彼は正しく英雄だった」
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378:名無しNIPPER[saga]
2019/02/03(日) 23:22:41.04 ID:IrdoZQX9O

戦士「冗談だろ……」

勇者「変な表現になるが、魔術が認識していないように思える。そこに何もないかのようにすり抜けるんだ」

戦士「なら魔術は」

勇者「意味を成さない。物質を伴う魔術ならば可能性はあるが、俺と魔法使いの魔術では無理だ。剣で対抗する以外に術はないだろう」

▼傭兵は剣を構えた。

▼徐々に速度を上げて向かって来る。

戦士「行け」

勇者「何?」

戦士「先生の狙いはあんただ。俺が来た以上、あんたが馬鹿正直に戦う必要はない。
   そもそも俺達は救出に来た。先生を倒す為に此処へ来たわけじゃない。だろ?」



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