勇者「彼は正しく英雄だった」
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338:名無しNIPPER[saga]
2019/01/27(日) 01:27:12.11 ID:8oN8VcFcO

第三話

塔の一階部分から魔術師の軍勢が現れる瞬間を、勇者達は岩陰から確認した。

魔術師の軍勢は雪崩を打って国軍へ突っ込み、後方の魔術師達は仲間が巻き込まれるのも関係無しに魔術を放ち続けている。

兵士達は頭上に楯を構えて防御しながら徐々に前進、楯の間から突き出される槍が突撃する魔術師を次々と貫いている。

魔術師の登場により戦場は一気に広がり、勇者達が身を潜める岩場にさえ接近しつつあった。

(このままでは此処も巻き込まれる。速やかに離れなければ)

勇者は腕を振って追従を促し、主戦場となっている塔東側の裏、塔北西側へと大きく回り込んだ。



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