265:名無しNIPPER[saga]
2019/01/23(水) 23:44:21.96 ID:hT6/aIqMO
戦士「愛おしい?」
監視者「彼女は人間より優れた力を持ちながら子を残すことは出来ない。人間を怖れ、こんな場所に隠れて生きている」
監視者「もし彼女に人間と同等の知性があれば、彼女に限らず特級と呼ばれる魔物に知性があれば、もっと違った結果になっていただろうね」
戦士「もしそうなれば、人間は消えるな」
監視者「人間もそうやってのし上がった。他の生物を追いやり、彼等の土地を奪った。絶滅させもした。人間を絶滅させる生物が現れても不思議ではない」
監視者「どんな生物にも生きる権利があり、同時に命を奪う権利がある。それが人間だけの特権と勘違いするからおかしなことになる」
監視者「彼女は襲われて身を守った。それで人が死んだ。それの何が悪い。魔物を狩るなら、魔物に狩られることを覚悟すべきだ」
監視者「もし彼女に何かがあれば、私は彼女を守るだろう。傭兵ではなく、人間としてね」
魔法使い「……」
監視者「ああ、済まない。私は別に人間が悪だとかそんなことを言いたかったわけではない。話を戻そう」
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