240:名無しNIPPER[saga]
2019/01/22(火) 00:30:53.59 ID:Jm7MmzXnO
▼受付嬢は喉元に短剣を押し付けた。
薄く血が滲み、喉を伝っている。
錬金術師「まあ無理にとは言わない。君の偽物なら既に用意してある。後に発覚すればより深く絶望するだろうが仕方ないだろう」
▼受付嬢は錬金術師を睨み付けた!
短剣を握り締めた手が悔しさに震えている!
受付嬢「………私に何をしろと言うのですか」
錬金術師「戦の準備は出来ているが人手が足りない。私達の組織は少数精鋭なものでね」
受付嬢「先に言っておきますが、私は満足に動くことが出来ません。戦闘など不可能です」
錬金術師「問題はない。私と共に来れば以前と同じように動けるようになる」
▼受付嬢は驚愕に目を見開いた!
錬金術師「聞こえなかったのか? 君は再び戦うことが出来るのだ。かつて、踊り子と言われた時のようにな」
▼受付嬢は明らかに動揺している。
生じた迷いを振り払おうとしているようだ。
錬金術師「戦が終われば彼も君も自由だ。王の束縛から解放され、自由の中を彼と共に歩ける」
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