47:名無しNIPPER[saga]
2018/12/15(土) 00:06:33.58 ID:UJ40b2tyo
「確かに、君の目指してる清純派アイドルってのは、今となっちゃ古くさいもんだ。俺でも分かる」
「…………」
「オーディションでも審査員にぼろくそ言われて、笑われる。今時そんな方向性バカらしいって」
「…………」
「……自分でそこまで分かってるんなら、なんでそれを目指すんだ?
普通にすりゃまだチャンスもあるかも知れないのに、なんでそこまでこだわるんだ?」
「……それ……は…………」
私はまた、これまでの人生を振り返っていました。
なぜ自分自身が清純派アイドルになろうとするのか。
時代に逆行して、古くさいスタイルに囚われているのはなぜか?
簡単なことです。
その答えは、既に持っているのですから。
「…………その通りです」
冷え切った心に、もう一度火をつけるように。
今度ははっきりと、一つ一つの言葉を返します。
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