ターニャ・フォン・デグレチャフ「座薬型、演算宝珠……?」
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18:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/09(日) 00:41:41.81 ID:qy0gTOWh0
(尻で感じているだと? 冗談じゃないっ!!)

デグレチャフ少佐は激怒していた。
シューゲル主任技師の発言にあからさまな挑発が含まれていることには、当然気づいている。
それに乗るのは愚策だが、聞き捨てならない。
プンプン怒っている上官を、副官は気遣った。

「デグレチャフ少佐……無理しないでください」
「案ずるな、セレブリャコーフ少尉。私は帝国軍人だ。これしきの苦難で挫けはしない」
「少佐殿……」

心配してくれる部下に気丈な笑みを見せ、デグレチャフ少佐は実験を再開した。

(帝国軍人の誇りに賭けて、完遂してみせる)

しかし、宝珠はまたもやビビッと振動する。

「ひゃんっ!?」
「何をやっとるんだ、デグレチャフ少佐」
「ドクトルもやってみればわかりますよ!」
「生憎と私には魔導師の適性がないものでな」
「だったら黙っていてください!!」

他人事だと思って好き勝手言い放題だ。
無神経さにプンスカ怒るデグレチャフ少佐。
そんなモルモットにMADは再度提案してきた。

「やはり、補助が必要ではないかね?」
「はい! 僭越ながら、私にお任せください!」

ここぞとばかりに元気よく副官が志願した。


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