ターニャ・フォン・デグレチャフ「座薬型、演算宝珠……?」
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17:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/09(日) 00:39:08.82 ID:qy0gTOWh0
「わかりました、ドクトル。要するに、魔力に共鳴して振動しているわけですね?」
「理解が早くて助かる。そう捉えて構わない」
「でしたら、挿入は不可能です」
「何故だ?」

(そんなもの尻に挿れられるわけないだろ!)

わかりきったことを言わせようとするシューゲル主任技師に欠陥宝珠をぶん投げたくなった。
その衝動を鋼の精神力でなんとか抑制して、務めて冷静に理由を述べる。

「振動する物体を尻には挿れられません」
「だから、何故なのかと聞いている」
「理由など言わずともわかる筈です!」
「ふむ……刺激が強すぎたか?」
「まあ……概ね、その通りです」

渋々頷くと、シューゲル主任技師は嘲笑った。

「よもや、白銀のターニャが怖気づくとは!」
「ぐっ……!」
「これが帝国の英雄とはなんとも情けない!」
「……黙れ」
「まさか尻で感じているのではなかろうな?」
「黙れぇぇっ!!」

あっという間に沸点に達したデグレチャフ少佐を見て、シューゲル主任技師はほくそ笑む。
軍人を丸め込むなど、容易いことだ。
こうして挑発すれば、ほら、簡単に。

「失礼。少々、取り乱してしまいました」
「これ以上の問答は必要かね?」
「……いいえ。もう結構です」
「では、実験を続けよう」

首尾よく、モルモットは沈黙してくれた。


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