【モバマス】水曜日の午後には、温かいお茶を淹れて
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8: ◆Z5wk4/jklI[sage saga]
2018/12/04(火) 21:49:52.55 ID:gOTfw+RA0
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それから日が落ちるくらいまでかけて、私たちはプロデューサーさんのお部屋の模様替えを終えた。汚れが気になっちゃって床の雑巾がけもしちゃったから、ずいぶん時間がかかっちゃったけれど。
「うん、これで完成っ!」
「おつかれさまでした!」
私は美穂ちゃんとハイタッチ。
「機能性にも優れた配置にできたと思うわ」
マキノちゃんも満足そう。
「みんなお疲れー、って、はぁとはずっとパソいじってただけだったけどな☆」
「お疲れ様です。お茶を……といいたいところですが、外はもう暗い。今日はここまでにしましょうか。最後に予定の調整をして、解散にしましょう」
「はいっ」
私たちはそれぞれに手帳やスマートフォンを取りだすと、お互いの予定を確認した。
「そうそう。さっき佐藤さんが言っていたことですが」プロデューサーさんは私たちの顔を見回す。「もちろん、皆さんにはこれから、レッスン、お仕事を、そしてゆくゆくはユニットとしての活動もしていただくつもりです。そのための助力をさせていただくつもりですので、皆さんもそれぞれに、邁進していただきたい」
「えっ! ユニット!? マジで!? プロデューサー、それマジ?」
はぁとさんが最初に反応して、私たちもそれぞれに顔を見合わせる。美穂ちゃんもマキノちゃんも、嬉しそうだった。
「それには正しくステップを踏んでいただかなくてはいけません。今日はその第一歩です。みなさん、お疲れ様でした」
「はいっ!」
私たちの声は、きれいに揃った。
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