【ミリマス】チハヤ「さあ、みんな。お茶会にしましょうか」【EScape】
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61:名無しNIPPER[saga]
2018/12/04(火) 20:22:40.21 ID:c8byziSW0



ミズキ「! チハヤ……」

以下略 AAS



62:名無しNIPPER[saga]
2018/12/04(火) 20:26:56.66 ID:c8byziSW0
屋敷へ戻るまで、私たちはほとんど無言でした。
チハヤもほとんど俯いたままでした。
そんな彼女の様子を、特にツムギは痛ましい表情で見つめていました。

ツムギは、感情を抑えられずチハヤに詰め寄ってしまったことを深く後悔していました。
以下略 AAS



63:名無しNIPPER[saga]
2018/12/04(火) 20:37:29.04 ID:c8byziSW0
チハヤ「――……トーキョースプロールを、歩いていたの」

屋敷について、椅子にこしかけてから、チハヤからそう切り出したました。

チハヤ「もう気付いていると思うけれど……。
以下略 AAS



64:名無しNIPPER[saga]
2018/12/04(火) 20:40:34.24 ID:c8byziSW0
ずっと伏し目で話していたチハヤは、そこできゅっと唇を引き結びました。
そして微かに震えた声で続けました。

チハヤ「いえ……。ただ見たかっただけじゃない。やっぱり私、期待していて……。
   もしかしたら、実際にその場所へ行けば、記憶を手に入れることができるんじゃないか、って……。
以下略 AAS



65:名無しNIPPER[saga]
2018/12/04(火) 20:42:50.76 ID:c8byziSW0
ほんの一瞬だけ、私はシホがチハヤを責めているのだと思いました。
でもその声色はとてもそうは思えません。
シホはその声色のままに、こう続けました。

シホ「私が調べたキサラギチハヤという人間はどんな理由があろうと、
以下略 AAS



66:名無しNIPPER[saga]
2018/12/04(火) 20:45:05.58 ID:c8byziSW0
ツムギ「チハヤは、チハヤです! あの人とは関係ありません!
   チハヤは、あの人のニセモノなんかじゃありません!」

ミズキ「……二人の言う通りです。あの人は言いました。
   人も、アンドロイドも、どちらも立派な生命だと。
以下略 AAS



67:名無しNIPPER[saga]
2018/12/04(火) 20:48:09.38 ID:c8byziSW0
その表情は……今まで見たことのない、まさに『チハヤ』の表情でした。
あの人とは違う、アンドロイドのチハヤ自身の表情でした。
それはきっと、チハヤが自分で、彼女自身を受け入れられたということ。
そしてその表情を私たちも、とても穏やかに受け入れられています。

以下略 AAS



68:名無しNIPPER[saga]
2018/12/04(火) 20:50:44.34 ID:c8byziSW0
シホ「さて、と。それじゃあ……これ、どうする?」

問題がすべて解決したことを確認し、
シホは吐息交じりにテーブルの上に置かれたポットとカップに目をやりました。
同時に、リビングにお掃除ロボットが入ってきます。
以下略 AAS



69:名無しNIPPER[saga]
2018/12/04(火) 20:54:41.19 ID:c8byziSW0
シホ「そうね……いいと思うわ。私は賛成よ」

ミズキ「私は、高級なお茶の葉とお茶菓子を候補の一つに挙げます。
   特別な高級パーティ……。ちょっとだけ、興味があります」

以下略 AAS



70:名無しNIPPER[saga]
2018/12/04(火) 20:55:54.30 ID:c8byziSW0
チハヤ「……猫……」

……え?

そう声を重ねたのは、私とツムギです。
以下略 AAS



71:名無しNIPPER[saga]
2018/12/04(火) 21:03:45.84 ID:c8byziSW0
チハヤ「え? いえ、なんとなく……。お掃除ロボットを見て、ふと思いついたの」

シホ「お掃除ロボット……? どういうこと? 特に猫とは関係ないように思えるけど」

チハヤ「……言われてみればそうね。どうして、私……」
以下略 AAS



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