【ミリマス】チハヤ「さあ、みんな。お茶会にしましょうか」【EScape】
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64:名無しNIPPER[saga]
2018/12/04(火) 20:40:34.24 ID:c8byziSW0
ずっと伏し目で話していたチハヤは、そこできゅっと唇を引き結びました。
そして微かに震えた声で続けました。

チハヤ「いえ……。ただ見たかっただけじゃない。やっぱり私、期待していて……。
   もしかしたら、実際にその場所へ行けば、記憶を手に入れることができるんじゃないか、って……。
   だって彼女の記憶がないと私は……ただの、ニセモノだから……。
   きっと、これからもあなたたちを苦しめてしまうから……」

チハヤは完全に顔を伏せてしまっていて、その顔は見えません。
けれどその声は、私の心を強く締め付けました。
ツムギの感じた痛みはきっとそれ以上だったと思います。
チハヤが自分のことを「ニセモノ」だと言ってしまったこと……言わせてしまったこと。
それはとても悲しく、辛いことです。

リビングを重苦しい沈黙が包みます。
けれどその時、浅いため息がその沈黙を破りました。

シホ「やっぱりあなたはあの人とは全く別人ね。
  瓜二つだと思っていたけれど、それは私の勘違いだったみたい」


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