46: ◆IULkuZ.Noal.[saga]
2018/12/23(日) 01:05:35.17 ID:V6ahP/vyO
猿王「……話は分かった」
猿王「多少の食い違いはあるが矛盾はない。お前は魔女とやらと戦うのか?」
巫女「その可能性が高い。魔女も龍と同様に相反する意識が混在している状態にある」
巫女「けれど、それでも崩壊せずに自己を保っている。その精神は驚異的と言う他にない」
巫女「老人は力が馴染むまでは時間があると言っていたけれど、それ以外の要素もあると思われる」
猿王「龍のように魔女も抗っているのか。人の滅びを切望しながら、それを否定していると?」
巫女「そうかもしれない。でも、どちらにせよ、爆発が起きる前に止めなければならない」
猿王「それは理解した。だが、吾輩に接触したのは何故だ?」
巫女「仮に魔女を止めることが成功しても、龍が死亡すれば封じられた悪魔が溢れる」
巫女「だから、貴方が龍に何をしようとしているのかを確かめる必要があった」
猿王「吾輩が龍に挑んでいると思ったのか?」
巫女「最初はそう考えていたけれど、二度の接触は奇妙だと感じた」
猿王「安心しろ、龍を死なせるつもりはない。だからこそ、吾輩は此処にいるのだ」
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