提督「漂流するラヴレター」
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5:名無しNIPPER
2018/11/27(火) 16:38:08.54 ID:5RohFdgU0
提督と潮の奇妙な文通が始まった。曙は見知った両人が相手も知らず恋文のような甘ったるいやり取りをしている様子を想像すると何とも言えない気分になるのだった。

仕事で執務室に行けば、提督が嬉しそうに手紙の小瓶を見せてきたし、勤務が終わり部屋に戻れば潮がなんと返信したものかと控えめに相談してくる。

「というか、どんな話題をやり取りしているのよ?」。曙は今の状況が何とも居心地悪いので、潮に探りをいれた。

「え? ええと……今日のお昼ご飯に何を食べたかーとか、近くで季節外れのお祭りがあったーとか……?」。それは曙が想像したような内容とは違った。何というか淡泊。いやむしろ恋人だからか? 確かめるべく曙は潮に尋ねた。

「ええ!? 恋人だなんて、そんなことないよ! 相手のことは名前も顔も知らないんだよ?」。さも自分に常識のあるような潮の言いように曙は何か非常に納得のいかない気持ちになる。

ならばと、「じゃあ、潮、明日の朝のことなんだけれど……」と曙は潮に切り出すのであった。



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