4:名無しNIPPER
2018/11/26(月) 23:43:26.62 ID:CGh/f9XA0
朝潮が大丈夫と腕を大きく振ると歓声を上げながら艦娘たちが落下地点の方へと集まっていく。
「もう心配させないでよね!」「いやでも無事でよかった」「バカ!」「君たちも少し待って提督の話を聞いてやろうじゃないか」と騒ぎ立てている。
中心にいる人物の場所はすっぽりと空っぽで、艦娘たちが何か不格好な円陣を組んでいるようにしか提督には見えなかった。
提督が艦娘たちの輪から離れたところで一人待つことしばし。「本当ですか! 司令官! 私も……いえ私たちもです! 司令官!」と感涙した朝潮の声がよく響いてきた。感動の一幕はどうやら終わったようであった。
それからより絆が深まった艦娘と提督は戦争において多大な貢献をし、終戦の英雄とも言われるようになる。
提督が執務室で書類仕事を片付けていると、朝潮がトレーを持ってきた。「司令官。コーヒーをお持ちしました」「ああ、ありがとう」「それで以前に言われていた遠征編成の件ですが……」「……ああ。そのことか」
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