提督「屋上を見上げて指さすと」
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3:名無しNIPPER[sage]
2018/11/26(月) 23:41:47.60 ID:CGh/f9XA0
彼女たちの様子が余りにも本物らしいので、提督は再度屋上の方を見上げるもやはりそこには誰もおらず、ただの屋上のようにしか見えなかった。

提督がどうしたものかと、まごついている内にも、騒ぎはどんどん大きくなっていく。

拡声器を持った艦娘が説得を試みる。それは彼女たちがこれまでどれほど提督に助けられ、提督を頼りにしてきたのかから始まり、その恩への礼、彼女たちの提督への慕情の表明と、感動的な様子で語られた。

屋上の提督に向けられた言葉を、横から提督は恥ずかしいような嬉しいような他人事のような気持ちで聞く。

そうこうしている内に、屋上に人影が現れた。今度は提督の目にもはっきり見えた。朝潮だった。彼女はいち早く提督を助けるために移動していたようだった。

朝潮が一歩二歩と屋上の縁の方へと近づく。提督の周りにいる艦娘が息をのむ。朝潮がえいやと飛び掛かり、そのまま空中に躍り出る。周りから悲鳴。朝潮は何かを抱きしめるかのような姿勢で地面に広げられた安全マットの上に落下した。




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