87: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/16(金) 22:35:05.55 ID:6W5BK61q0
『ケイ素♪ ケイ素♪ 二酸化ケイ素♪』
彼女はケイ素を多く含む物質が大好きで、鉱物やガラス製品等を収集していた。
好きなものを見て笑う彼女の表情を眺める度、俺は幸福感を覚えたものだった。
次に足を運んだのは、ショッピングモール近くにあるガラス細工専門店だ。
台に並べられた大量のガラス細工が、キラキラと照明の光を反射している。
柔らかな白緑の皿に目が留まった。
思い出されたのは、大学2年の夏休みの出来事だ。
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