彼女は窓フェチの変態だった
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58: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/14(水) 19:36:31.01 ID:oG3MxUaR0

「やあ、気分はどうだい」

 ヴァルクとそっくりな顔が笑う。
 見た目は25歳くらいだ。

「ハートブレイク! ……なんてね。ふふ」

 クォ・ヴァディスは、ヴァルクが魔法を放つ時のポーズを真似てみせた。
 本当に攻撃魔法が出てくるんじゃないかと、一瞬俺は身構えてしまった。

「さて、1つ相談なんだけど……」
「ああ」
「フードを被った彼は、あまりにも危険だ。さっきは初回だったから僕が助けたけれど、次からはできない。もし対抗策が欲しいなら、新たな契約が必要になるけど……どうする?」

 何の対抗策もないまま再びあの男に追われたら、その時こそ勝てる気がしない。

 あの男に刺されて心を殺されるか、何かを対価として助かる可能性を掴み取るか。


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