彼女は窓フェチの変態だった
1- 20
55: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/14(水) 19:34:19.86 ID:oG3MxUaR0

 俺は絶句した。

『体の命を失いかけた君を救うため、彼女は僕と契約した。その結果があれなんだよ』
『え……じゃあ……』
『再び君が死にかけたなら、彼女の行いは無駄になる』
『ずっと同じことの繰り返しになるじゃないか』

 彼女を救うことはできないのだろうか。俺は絶望しかけた。

『同じ人物から対価を得ても、味に飽きてしまうからね。僕はもう彼女とは契約しないよ。運よく別の悪魔と出会えたなら、君と言う通り同じことの繰り返しになるだろうけれど、可能性は低いだろうね。悪魔が人と出会うことは滅多にないから』

 腹に残る傷跡を服の上からなぞる。
 俺は、本当は死ぬはずだった。
 助けてくれた彼女に、なんの恩返しもできないっていうのか。

『そうだね……じゃあ、君には『彼女を救う手段』を与えよう』
『手段……?』


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
174Res/112.00 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice