彼女は窓フェチの変態だった
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41: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/14(水) 19:16:01.77 ID:oG3MxUaR0

 森。何処までも続く、森。霧が立ち込めていて、視界は少々不明瞭だ。
 時々、ゴォォ、ゴォォと低い風の音がしている。

 なんだか物悲しい雰囲気のする空間だ。寂しい。
 道は入り組んでいる上に、曇っていて太陽の位置を把握することは困難である。

 方角も、時間も、何もわからない。
 何か、音楽でも流れていたらいいのに。オカリナでも吹きたいな。

 湿った地面を踏みしめる。

 どうすれば光の玉を見つけられるのだろう。

 試しに進んでみたが、気がつけば元の位置に戻ってきていた。
 ここは、俺が好きなゲームの森に少し似ている。多分、彼女も好きだった。

 なら、進むためのヒントも共通しているかもしれない。
 音が大きく聞こえる方へ行けばいいんだ。


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