146: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/19(月) 20:45:15.39 ID:Co1Z/VQm0
病院は騒然としていた。怪我人があちこちに倒れていて、白い壁が赤く染まっている。
「……危険です! ここから離れましょう!」
俺は鷹木さんの手を振り払い、走った。
「駄目です森岡さん! 殺されます! 森岡さん!!」
奴は彼女の入院先も、病室も知らないはずだ。
だが、何らかの原因で情報が漏洩したとしたら。もしくは、悪魔との契約で彼女の居場所を知ることができていたとしたら。
一刻の猶予もない。
「璃奈、璃奈……!」
彼女の病室に近づけば近づくほど、怪我人の数が増えていった。
警察まで倒れている。
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