147: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/19(月) 20:46:23.43 ID:Co1Z/VQm0
「ぐえげげげげげ」
血だらけで精神崩壊した遠峯が、彼女の上に跨っていた。
鷹木さんが銃を構えても、あいつは全くこちらに意識を向けず、ただ彼女だけを見ている。
遠峰が彼女の首に手を押し当てた。
「やめろ!」
俺は病室に乗り込もうとしたが、駆けつけた他の警察に羽交い絞めにされた。
「放してくれ!」
鼓膜を裂くような大きな音が鳴った。
鷹木さんが発砲した。弾は遠峯の背をかすめたが、あいつは痛みなんて感じていないかのように手に込める力を強めている。
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