50: ◆Ava4NvYPnY[saga sage]
2018/11/03(土) 20:09:38.20 ID:1iL2fWn50
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騒がしい鳴き声が、耳を刺す。
あともう数十歩、脚を進めればステージに出てしまうほどの距離。
階段を数段上ったところで、佐久間まゆが観客たちに愛を振りまいている。
ちひろ「緊張していませんか、時子ちゃ……時子さま?」
時子「何をどう見れば、緊張しているように見えるのかしら?」
ちひろ「一応おたずねしますが、それは自信ですか?」
時子「私が私であることに、覚悟が要ると思う? 考えてからものを言いなさい」
私のその言葉を聞いて、彼女は安心したように笑った。
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