1:名無しNIPPER[sage]
2018/10/17(水) 01:48:19.23 ID:X+nqLT3/0
早朝に一人、眼鏡と可愛らしい猫のワンピースの女性が事務所に入ってくる。
「...おはようございま〜ス...」
彼女の名前は荒木比奈。眼鏡がよく似合うオタク系アイドルだ。
「誰もいないっスかね...おお...一番乗り初めてかもっス...」
正直な所、彼女が事務所に朝早く来ることは珍しい。
普段は深夜アニメをみているか、原稿をやっている彼女であまり朝が得意な方ではないからだ。
しかし今日は少し違った。といっても別に何もしていなかったわけじゃない。
前日がオフなのをいいことにに三度寝をしアニメを目一杯鑑賞し、
早朝にシャワーを浴び、通勤のタイミングが少し早くなっただけだ。
そして...彼女の目の前には寝息をたてている男性が一人。
「プロデューサー?...おお、寝てる。...珍しいっスね」
彼女は、自分の担当プロデューサーが寝息をたてているところが目に入った。
「プロデューサー......プロデューサー...?だめっスね、反応ないっス...まあ...起こすのも可哀想かな...」
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2:名無しNIPPER[sage]
2018/10/17(水) 01:48:34.95 ID:X+nqLT3/0
恐らく徹夜で仕事をしていたのだろう。と彼女は判断する。
ソファーにセルフ腕枕で寝る...原稿が終わったばかりの自分のようで、少し同情する
3:名無しNIPPER[sage]
2018/10/17(水) 01:49:31.13 ID:X+nqLT3/0
そう言えば、と彼女の友人兼ユニットメンバーである松本沙理奈の言葉を思い出す。
『眠っている男に膝枕してやれば起きた時何でも言うこと聞くわよ』
4:名無しNIPPER[sage]
2018/10/17(水) 01:50:36.44 ID:X+nqLT3/0
「...さすがに飽きてきたっスね」
5:名無しNIPPER[sage]
2018/10/17(水) 01:51:37.80 ID:X+nqLT3/0
「さて...お邪魔しま〜ス...」
6:名無しNIPPER[sage]
2018/10/17(水) 01:52:47.78 ID:X+nqLT3/0
...その後起きたプロデューサーに状況の説明を求められR「じゃあ反対側も頼むわ」と寝返りを打ち、顔を真っ赤にしながら耳かきをさせられたのはまた別の話。
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