5:名無しNIPPER[sage]
2018/10/17(水) 01:51:37.80 ID:X+nqLT3/0
「さて...お邪魔しま〜ス...」
綿棒を耳の中に入れてみる...コショッ...コショッ...彼の耳の中を綿棒で弄る...心なしか気持ちよさそうだ
「...結構汚れてるもんっスね...あんまり中までやらないほうがいいんだっけ?」
綿棒についた耳垢を見てひとりごちる。彼の耳を思うがままに弄って遊ぶ、彼が起きたらどんな顔をするのか、楽しみでしょうがない
彼の耳を綿棒で掃除するのも案外楽しい、惜しむらくは反対側が出来ないことだが、ひっくり返せないので無理と彼女は結論付けたようだ。
「こういう細かい作業は得意っスよ〜」
彼の耳元で囁いて...コショッ...コショ...っと一つ一つ丁寧にとっていく。ガーゼに耳垢を落としていく。
「意外に溜まってるっスね」
恐らく耳を掃除する暇もないんだな...と彼女は思う。自分たちのために頑張っている彼のために少しは優しくしてあげなければ。
あらかたとりおえたところで。
「最後は......ふ〜〜〜っ.........えへ、やっぱりこれっスよね〜」
お約束と言われた耳に息を吹きかけて彼女の悪戯は終わった。後は頭をなでながらゆっくりと待つことにする。
「......起きたらどんなリアクションするっスかね〜」
そんな事を言いながら彼女は屈託のない笑顔で笑うのだ。この後に続く仲間たちのからかいという悲劇に気づかないまま。
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