4:名無しNIPPER[sage]
2018/10/17(水) 01:50:36.44 ID:X+nqLT3/0
「...さすがに飽きてきたっスね」
それなりの時間が経過した。だが彼は起きる気配はなく、誰も来る気配もない。珍しいこともあるものだ。
休みの日ですらいつもここには誰かしらいるというのに。と彼女は思う
「寝顔も見慣れてきたし...ここはネタのためになにかするべきでは...?」
だがしかし、自分はあまり動けない。なぜなら膝の上に彼がいるからだ。立ち上がりでもしたら、彼だって起きてしまう。
目の前にあるものは救急箱とペン立てくらいだ。
「あ、もしかして...」
彼女は救急箱に手を伸ばす。さすがに持ってくることは出来ないが近くに引き寄せて片手で器用にあける。
「あ、やっぱりあった」
彼女が取り出したのは...容器にはいった綿棒だった。
「膝枕っていったら...耳かきっスよねえ...」
おそらくこの行為をした事自体に後で彼女は赤面するだろう。
自分の膝くらいたいしたことないと思ってても恥ずかしいものは恥ずかしいのだから。
しかし現状の彼女はそれに気づかない。いや、気づいているが寝ている彼に対しての遊び心が勝ってしまっているのだ。
11Res/8.22 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20