26: ◆Ez.kO8O2GM[sage]
2018/09/01(土) 02:04:49.78 ID:pfkLGtzC0
「実際に鉢会うかは分からないけどね…」
――――
27: ◆Ez.kO8O2GM[sage]
2018/09/01(土) 02:16:27.34 ID:pfkLGtzC0
「ついに届いたわ」
綾は、さっき届いたばかりの段ボール箱を開けた。
一見通販会社の段ボールのようだが、中身はネットの裏サイトで購入したマカロフだ。
28: ◆Ez.kO8O2GM[sage]
2018/09/01(土) 07:48:10.64 ID:pfkLGtzC0
「練習できる場所が無いのは辛いわね…」
「でもスタンガンや刃物よりは確実だし」
そう言うと綾は通学用の鞄を取り出し、その中に拳銃を入れた。
29: ◆Ez.kO8O2GM[sage]
2018/09/01(土) 07:54:52.32 ID:pfkLGtzC0
外には、忍とアリスとカレンがいた。どうやら口々に綾を呼んでいるようだ。
「でも…今3人に会うわけにはいかないのよ」
綾は足音を潜めて、裏口から外に出た。
30: ◆Ez.kO8O2GM[sage]
2018/09/01(土) 08:39:33.73 ID:k26/OMQNO
綾は山を登り、陽子のいる場所まで歩いた。既に陽子の捜索は始まっているようだが、まだここまでは来ていない。
「ただいま、陽子」
陽子に声をかけると、後ろから声がした。
31: ◆Ez.kO8O2GM[sage]
2018/09/01(土) 09:24:08.58 ID:k26/OMQNO
「もしかして…あなたが」
俄に綾の目つきが変わる。
男は悪びれた様子もなく、言った。
32: ◆Ez.kO8O2GM[sage]
2018/09/01(土) 12:23:51.42 ID:k26/OMQNO
綾は後手にマカロフを持った。
「死んでもらうよ」
男の振り回したナイフをすんでのところで避け、綾は拳銃を発砲した。
33: ◆Ez.kO8O2GM[sage]
2018/09/01(土) 17:10:01.53 ID:k26/OMQNO
「死んでもらうのはあなたよ」
綾は、痛みでのたうちまわっている男に拳銃を向けた。
「許…して…」
34: ◆Ez.kO8O2GM[saga]
2018/09/01(土) 17:28:51.74 ID:k26/OMQNO
――――
「陽子、この手で…やったよ」
綾は、右手に拳銃を持ったまま言った。目の前には顔から血を噴いた男が倒れている。
35: ◆Ez.kO8O2GM[sage]
2018/09/01(土) 17:39:58.18 ID:k26/OMQNO
「犯人を殺しても、何も気分は晴れなかった」
陽子の顎を手でなぞる綾。
「陽子がいないんだもの」
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