20: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 19:41:51.34 ID:YDitP8hM0
勇太「違うんだ、友達として好き」
丹生谷「まぁそうよね。あんたに乗るの楽しい!」
勇太「丹生谷って、結構頼れるところあるからさ。面倒見がクラスで一番いい」
丹生谷「え〜/// あんがと///」
勇太「あ、聞きたいことあるんだけど、丹生谷、好きなタイプあるの?」
丹生谷「う〜ん。このこと内緒にしてくれない?」
勇太「分かった」
丹生谷「そうね〜。ないって言ったら正しいのか〜。優しい人?」
勇太「ふ〜ん」
丹生谷「あと、守ってくれる人。......もっといそうだけど、そんな人かな///」
勇太「イケメンとか金とか、拘らないんだ〜」
丹生谷「あ、忘れてた!あ〜そうそう!!イケメンいいわよね〜!
イケメンでしょ!筋肉!金持ってる!果ては夢の専業主婦!!!あ〜〜〜抱かれたいわ〜!!!」
勇太「夢が無い......」
丹生谷「特にイケメン!透き通る鼻筋!ぱっちりとしたお目目!
一見かっこいいけど、近くで見たらかわいい系男子、私大好物なの♡」
勇太「ジャニーズみたいな?」
丹生谷「そうそう!!!TVでね、KAT-TUNとか関ジャニ∞にいる男子が喋っている口を見るとドキッとくるー!!!」
勇太「はぁ......そうかよ」
丹生谷「なによそれ!」
勇太「丹生谷も所詮人間なんだなって」
丹生谷「イケメンが目の前にいるから好きになるのよ。富樫君だって美人好きでしょ」
勇太「はぁ!?俺はな!顔で女を選ぶなんて最低だと思うぞ!心だろ!」
丹生谷「架空ぐらい夢抱いちゃいけないわけ?じゃあ、クラスで地味な例の○○ちゃんと話しかけて見てよ」
勇太「えぇ......やだろ......」
丹生谷「ほらほら〜〜〜ブスに価値ないでしょ」
勇太「すまん......認めるわ」
丹生谷「憧れてるの!イケメンな彼氏と偶然出会ったのち恋に落ちるそんなドラマみたいな恋愛してみたいわぁ♡」
勇太「そんなこと言ってたら一生ないんじゃないか?」
丹生谷「あんたはいいわよね!小鳥遊さんに夜景の綺麗な橋の下で告白したんじゃない!俺は六花が好きだ―!!!」
勇太「思い出させんな///」
丹生谷「私ね、東京ラブストーリーみたいなドラマチックなデートしたいー!」
勇太「もういいからこの話題やめよう」
丹生谷「あのね!主人公の同級生の男性が、
主人公の片思いしていた女性に突然のキスをするシーンを偶然目撃したショックでその場で佇んでいて。
だけど、主人公の横にいたヒロインが笑って彼を連れまわし、
心で泣いている愚痴の声を聞いても絶えない笑顔を見せてくれるの!!
彼女の顔で明るくなった彼は、夜空の綺麗な場所で、昔の同級生の時代を打ち明けていくのよ!!
帰り道の東京タワーの道のほとりで寂しさを嚙み締める二人の甘い雰囲気がもう最高で!!!」
勇太「だから知らんし!」
丹生谷「別れ際去っていくときにヒロインの「かんちー!」「かんちー!」って声がきゃーーー♡♡♡♡♡♡」
勇太「(黙れ!死ね!)」
丹生谷「そういう恋愛してみない?」
勇太「いや、もう俺は終わったから。六花で結構です」
丹生谷「いいじゃない!楽しい!」
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