丹生谷「勇太をなんとしてでも独占したい!2」
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19: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 19:39:22.86 ID:YDitP8hM0
勇太「さあ帰ろうか」腕ギュ
丹生谷「やっとコンクリートジャングルから出られるんだー。暑い」腕ギュ
勇太「何話す?歩いても退屈だろうし」
丹生谷「そうね!富樫君の恋バナが聞きたい!」
勇太「森夏......」
丹生谷「やめて!丹生谷でしょ!馴れ馴れしいわよ。もう終わったでしょ!」
勇太「切り替えはや!」
丹生谷「部活のみんなで好きな子いる?」
勇太「いるわけないだろ!仮にいるって言って今ここで告白するかよ!」
丹生谷「ほんとう?」
勇太「......。六花一筋だ」
丹生谷「やだぁ。プププ」
勇太「やめろ!!地味に悶え死ぬからな!終わり!!」
丹生谷「でも、どうせ嘘なんでしょ。俺には六花がいるんだー!とか言っちゃって、
裏で呼んで抱いてはあんなことやこんなことを!」
勇太「してないわ!絶対してない!神に誓ってない!」
丹生谷「あ〜、怪しいわ〜。こりゃ調べないといけないわ〜ねえ浮気男さん?はははっ!」
勇太「丹生谷、あの、いくら俺が怖くないからって、挑発するのはやめたほうがいい。癖になるぞ」
丹生谷「あんただからやってんじゃん。何バカなこと言ってんの?」ニヤッ
勇太「ムッカ!」
丹生谷「何質問してもいいの?」
勇太「どうぞどうぞ!赤っ恥かかせてやるぞ!」
丹生谷「私にはさ、わかんないから教えてほしいんだけど、小鳥遊さんのどこがいいの?」
勇太「えっそっち!?それ聞く?ん〜。なんていうかな〜。ほっとけない」
丹生谷「ほっとけない?」
勇太「うん。いっつも自覚ないのか中二病で俺の殺したい黒歴史を勝手に遊んでくるわ、
謎の言葉で言って意味わかんないし、
過去の俺思い出して心がキュってなるし周り困らすし数学で追試数回受けるバカだし、
ドジな面も関わるの面倒だし毎回事件起こすし。
なにか俺に苦情くるたびにあいつのせいなんだよないっつも。
でもな、あいつだけ特別なんだ。なんていうかこう今を真っすぐ見ている。
真剣に遊んで真剣に笑って。我先に組織と戦っては勝利して俺にニコッて笑ってきて、
ただのままごとなのに凸守と死闘の覚悟を決めたり。
俺が悲しいときも何も言わないでただじっと側にいたり、
困ったら私でもいい?って不安顔で言ってくるし。
俺がいないとあいつどうしてるか不安で夜も眠れなくなるんだよ。
でもな、あいつの心理状況を見ると、懐かしいものを感じるんだ。
心と心が共鳴し合うというか、俺もこうだったらいいなってー」

丹生谷は頬を赤らめて指先を口に抑え、俺の愛の理由に心が響いているようだ。
丹生谷「ん〜!」
勇太「やめろ!やめろ!!そんな顔すんな!」
丹生谷「愛が長い(笑)」
勇太「悪かったな!」
丹生谷「へえー。富樫君そんな人だったんだ。あの富樫君が〜そうだったんだ〜」
勇太「あ〜!言わなきゃよかった!」
丹生谷「はははっ!いやいや悪くないって!」
勇太「くっそ!恥ずかしい!」
丹生谷「悪くないわよ。富樫君の思う気持ちキュンときちゃった。
あ〜大事にされてるな〜って思って。いつか結婚できるんじゃない?」
勇太「あ、ありがとう」
な、なんだよ。急に優しくされるの嫌なんだよ。今まで敵だったくせに。
俺は照れくさくて顔を意図せず反らしている。
丹生谷「そうなんだ〜。ほんとに小鳥遊さん好きなんだ」
勇太「だから、ごめんな、期待へし折っちゃって」
丹生谷「じゃあ私のことどう思ってるの?」
勇太「は?」
丹生谷「私はどう?」
勇太「えっ?かわいいってこと?OK?」
丹生谷「うん」
勇太「本人の前で言えるか///」
丹生谷「......」
勇太「けほけほっ/// え〜と、好き」
丹生谷「えええええええええ!!!!!富樫君!!!富樫君!!!」
勇太「ちゃう!ちゃう!大きい声を出すな!!!」
丹生谷「だってだって!好きだって!」


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