18: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 19:37:09.65 ID:YDitP8hM0
勇太「次......」
丹生谷「あ、指キス」
勇太「今度は森夏にか。人差し指でいいか。こう」
丹生谷「もっと奥に、できれば唇の近くに。そうそう」
勇太「え、間近すぎないか。は......恥ずかしいんだからな。もう今回だけだぞ」
丹生谷「うん......。目を瞑って」
勇太「......」
丹生谷「んーーー///」
勇太「......///」
丹生谷「チュッ♡」
丹生谷の醸し出す香からすぐに近づいてくる距離が分かった。
猫のように温かい体温が俺の鼓動をドキドキさせる。
鼻と鼻がぶつかり合うほど近い中で、俺の乾燥した人差し指の肉球が、
温かくねっとりとした一度付いたらへばりつく丹生谷の唇に吸い込まれる。
遊びでも罪悪感がすごくて怖くて目を瞑っていたが実際に間接でもキスすると、
キスしたって第一印象で頭の情報が空白に飛ぶ。心臓が一瞬小さく固まる。これが女の感触か。
俺の指キスに押されそうになり彼女の唇の中へと本気で触れてきそうな威圧を感じたのか柔らかい唇を固くされ押し返される。
だがそれゆえに肉に埋もれてしまった。
もう二度とない一瞬が永遠に感じられたその愛で埋まった唇から俺の指を離すと、彼女は唇マークのとがらせをやめる。
そして俺の人差し指を唇の唾液に湿らせて。
丹生谷に一度チュッと簡易投げキッスされた後、俺から後ずさってはちゃめちゃ笑顔になった。
丹生谷「へへっ」
勇太「あったかい。いい......!」
丹生谷「いいでしょ。なんかドキドキしない!?」
勇太「ドキドキが止まんない!なにか後ろめいたことやるっていい気分になるな!これが恋なのか!」
丹生谷「そうなのよ!犯罪なのよ恋愛は!これがいいのよね!私もドキドキしちゃった!」
勇太「へえー!これが......!体が変になってる!ごめん恋しちゃったかもしれない!」
丹生谷「きゃー!ダメじゃない!もう恋しちゃダメなんだからね!そんなゆうたにはラブラブに抱いて絞めちゃうぞ」
勇太「......されてもいいかもしれない!!」
丹生谷「もうゆうたのエッチなんだから!もう遊んであげないぞー!」
俺の湿った人差し指は空気の張りつめて冷たくなり、血の中に侵食していく気を味わう。
でもこれよくて気持ち悪くて、舐めたら俺になるから。
勇太「」ペロッ
丹生谷「えっ......」
勇太「リップの味がした......」
丹生谷「きゃあああああ!!何やってんの!」
丹生谷は片手で俺の人差し指を手で巻くように握り、片手で一瞬俺の唇を押さえつけようとその近くまで押さえた。
すりすりと俺の指先を彼女の温かみのある汗のつく手でこすり拭きとろうと必死だ。なんか指で抱かれてるみたい!
丹生谷「ダメじゃない!それは......結婚してからの、お楽しみで。半場犯罪!」
勇太「なんか森夏のこと素直に見られない......///」
丹生谷「なによそれっもう。勝手に惚れないで///ダメよダメ!」
勇太「お前がやったんだろ///」
丹生谷「もうゆうたのエッチ///」
勇太「森夏も///」
丹生谷「ねえ......私、ゆうたの赤ちゃん産みたい......」
勇太「はっ......?」
丹生谷「うっそー♡」
勇太「......。黒歴史建築士一級の俺が命じる。忘れろ」
丹生谷「なんで♡」
勇太「後々後悔する」
丹生谷「ダークフレイムマスターの過去に苦しむゆうたのほうがよっぽど後悔してるー♡」
勇太「そうじゃないだろ!」
丹生谷「ふふふっ」
勇太「ははっ」
丹生谷「......。えっとね。変、私の顔?」
勇太「俺もというか、幸せすぎて俺もおかしくなりそう!これ癖になる......!」
丹生谷「やだぁ〜!またしろってことなの!チューは終わり!今日はこれでおしまい!」
勇太「違うー!変態さんじゃない〜!紳士でありたい」
丹生谷「ふふっ。でも罰として〜今日は特別でもいいんだけどね♪」
勇太「しないって!やったら人生ヤバイから///」
丹生谷「ふうんむっつりさんだぁ。いつか化けの皮はがしてやろうかしら♪」
勇太「ダメだってわかってるくせに///あ〜あ森夏がそういうやつだとは思わなかった、もっと清楚だと思ってた」
丹生谷「ゆうたも性に強欲だとは知らなかったし。私の中のイメージガタ落ちだな〜」
勇太「でもそんな森夏に支配されたいし守りたい。へへっ真正面から言うと照れる///」
丹生谷「もう、やだ〜/// ふふふっ」腕トントンッ
勇太「ふふふっ」腕トントンッ
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