国王「勇者よ、周りの者に別れの挨拶をすませておくんだな」
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23: ◆aS6s1yQvvE[saga]
2018/08/15(水) 00:22:44.05 ID:d3c3NbiU0
魔法使い「やっぱりバカンスに行きたくて、勇者を追ってきた」

魔法使い「追ってきてみたら、球場で魔王が攻撃されていたので、つい……」

勇者「いや、別に魔王は攻撃されていたわけではないんですけどね」
以下略 AAS



24: ◆aS6s1yQvvE[saga]
2018/08/15(水) 00:24:57.16 ID:d3c3NbiU0
審判「ただいまの投球ですが、投球時に公式球以外の球を投げたのであれば偽投としてボークになるところでしたが……」

審判「魔道動画をチェックした結果、投球時は公式球が投げられていたことが確認されましたので、投球が障害物に当たったのみと解釈し、ノーカウントとします」

勇者「いや、これは一体どういう……?」
以下略 AAS



25: ◆aS6s1yQvvE[saga]
2018/08/15(水) 00:27:15.07 ID:d3c3NbiU0
実況「バッター9番の東打者2。ピッチャー2球目の投球です」

魔王「そこの弾を投げている人間と棒を持っている人間よ! 我に歯向かうということがどういう意味か思い知るがよ……うおっ!!」ザシュッ!!

実況「ああっと、東打者2選手が思い切りバットを振りぬいたところに再び魔物が現れ、バットで打ち据えられた魔物がその場に倒れこみました!」
以下略 AAS



26: ◆aS6s1yQvvE[saga]
2018/08/15(水) 00:29:02.71 ID:d3c3NbiU0
勇者「ああ!? あなた真性の馬鹿ですか?? なんで愚民に祝福の剣をフルスイングさせちゃってんの???」

魔法使い「あの選手、見たところ聖なる武器の耐性がありそうだった」

勇者「だからって愚民を戦線に巻き込んじゃいけないの!」
以下略 AAS



27: ◆aS6s1yQvvE[saga]
2018/08/15(水) 00:31:34.28 ID:d3c3NbiU0
東打者2「おい西光! 散々俺達のチャンスを潰しておいて、今度はくだらない時間稼ぎかよ!」

西投手「んだと? バッターボックスで武器を振り回すてめーが何ほざいてんだコラ!」

西投手「騎士はルールより武器が大事ってか、クソ脳筋どもが!」
以下略 AAS



28: ◆aS6s1yQvvE[saga]
2018/08/15(水) 00:32:44.16 ID:d3c3NbiU0
実況「両校の監督が駆け付け、乱闘を収めます」

実況「どうやら両校ともに落ち着きを取り戻したようですが……」

実況「魔物は完全に乱闘に巻き込まれてしまったようです」
以下略 AAS



29: ◆aS6s1yQvvE[saga]
2018/08/15(水) 00:34:05.41 ID:d3c3NbiU0
〜〜〜〜〜
??「皆の者、そこまでだ!」

実況「あっと、国王陛下がグラウンド上に現れました。どういうことでしょうか?」

以下略 AAS



30: ◆aS6s1yQvvE[saga]
2018/08/15(水) 00:36:45.34 ID:d3c3NbiU0
東打者2「しかし、勇者とやらは見かけませんでしたが」

西投手「そうだそうだ。グラウンド上にはこの魔王と俺たちしかいなかったぞ」

国王「いや、勇者隊の魔法使いが陰ながら魔王に攻撃を仕掛けていたのだ」
以下略 AAS



31: ◆aS6s1yQvvE[saga]
2018/08/15(水) 00:39:16.17 ID:d3c3NbiU0
国王「さて、この後なのだが……」

国王「唐突で申し訳ないが、魔王を倒してくれた両校の選手に対する表彰式を挙行したい」

国王「この王国は、両校の選手の奮闘により、魔王の脅威を取り除くことができたのだ。朕はこの国を預かる者として、この国に住むものとして、この国で幼き我が子を育てるものとして、心からの感謝を表したいのだ」
以下略 AAS



32: ◆aS6s1yQvvE[saga]
2018/08/15(水) 00:41:32.70 ID:d3c3NbiU0
勇者「おお! よかったですね、魔法使い」

魔法使い「うん!」

勇者「ところで国王陛下。この魔法使いを含む勇者パーティを率いているのは私なのですが」
以下略 AAS



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