杉山「大野なんて死ねばいいのに」
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47: ◆wIGwbeMIJg
2018/08/06(月) 19:39:26.88 ID:yVF65aIb0
部屋に入るとそれまで大野は机に向かっていたようで回転椅子が出しっぱなしになっているのをみつけ、そのまま部屋を見渡すと、そこら中に積み上げられている雑誌が初めて来たときの数倍の数に膨れ上がっていることに気が付く。

ふと、部屋の隅にボールが転がって居ることに気が付いた。
それはまるで小学生の時に使っていた物のようだった。
いや、もしかしたらあれは本当にそうだったかもしれない。

急にどうしたんだ?と言われて、やけに穏やかな表情で微笑まれる。
反吐が出そうだと思った。


杉山「…教えてくれよ」

聞かなきゃよかったんだ

杉山「お前が」

杉山「ずっと、ずっと何考えてるのか」

半分叫んだような声が喉から掠れ気味に出た。

大野の顔が冷めていく。
冷水でも浴びたように。
大野は俺を追い越してそのまま部屋の中へ進むとなにも言わずにベッドに腰掛けた。

ぶっきらぼうにお前も座れよ、と言われる。



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