559: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2019/09/19(木) 06:17:24.63 ID:EK3j1AADO
「今のは…」
『…死んだ…あの組織の老幹部が…』
「それって…」
Y子さんですら驚きを隠せないようだった
新棲姫「雪風の幸運というのは遠く離れた人間を死に至らしめる程だったのか…」
『ううん、さすがにそこまでの事は出来なかったはずだよ。…これまでは』
「つまり…死を前にして力が強くなった…?」
『あの一瞬膨れ上がった力は強くなったどころじゃなかった…もしもあの場面で外してたら菊月も信濃も死んでた』
【…雪風は組織の老幹部を憎んでいた、最期の瞬間に道連れにしようと考えた、でももし少しでも遅かったり外したりしていたら…】
新棲姫「その矛先は自分を殺そうとしている者に向かう…か」
『それだけじゃないよ、最後の雪風の力は離れた人間すら殺せる程に強かった。そして雪風は殺す事を求めてた』
新棲姫「自分の力に気付いた雪風が次に何をするか…考えるまでも無いな…」
「倒せて良かったですね…」
私はそうホッと胸を撫で下ろす。そんな私の耳に富士さんの呟きが辛うじて届いた
―――ごめんなさい、と
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