560: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2019/09/19(木) 06:20:59.15 ID:EK3j1AADO
鎮守府では雪風が暴れた街の復興作業の手伝いに大忙しだった
怪我人多数だがどうにか死者は出ていないのは不幸中の幸いか
その怪我人の中に子供を助けて巻き込まれた孫さんも居たらしいがそれも命には別状は無いようだった
「ガングードさんの狼狽えようは気の毒になりますね…」
新棲姫「早くも未亡人なんて鎮守府で出したくはないだろうしな」
ズ…ズン…
新棲姫「地震か?」
「最近たまにあるんですよね」
新棲姫「この世界にもあるんだなそういうのが」
『あ…あたし、ちょっと部屋に戻るね』
Y子さんが急に立ち上がり歩き出そうとしてふらついている。それを素早く富士さんが支える
『…ありがとお姉ちゃん』
【ええ…】
そうしてY子さんを部屋に連れていく富士さんを見送りながら考える
始めの頃は富士さんもY子さんに怯えていたような気がする。それが無くなったのはいつからだったか…
鎮守府では司令官が皆を集めて慣れない演説をしていた
私には解らない事でも司令官達なら解るだろうか…だけど相談しようにもそれは不可能だ
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