48:名無しNIPPER[sage]
2018/07/27(金) 18:53:46.28 ID:YwSoJMOz0
そして困った、答えようがない。恐らく彼女はここにいないほうがいいのだが、しかしどちらも私の手にる。後ろの二人にヘルプを目で送ると、弘世さんが顎を軽く下げて上げた。
「亦野。話は私達でするから尭深と淡を連れて先戻ってていいぞ」
「え、でも虎姫全員で一回戻るんじゃ?」
49:名無しNIPPER[sage]
2018/07/27(金) 18:55:25.17 ID:YwSoJMOz0
来るのが読めてたとは、さては未来予知。 一度見た能力を使えてしまうラスボス的なあれなのか!
「それってどういう、」
「この話はもういいでしょ。腹の探り合いをしに来たんじゃない」
50:名無しNIPPER[sage]
2018/07/27(金) 18:56:23.40 ID:YwSoJMOz0
なにか言われるかと思ったけれど、弘世さんはだんまり。私に言ったとおり傍観者に徹するようだ。埒が明かなさそうなのでこちらから続ける。なにも最初から、我慢比べの開催宣言をしにきたわけじゃない。
「ならこうしましょう。お互いジリ貧は嫌でしょうし、賭けをしない?」
「賭け?」
51:名無しNIPPER[sage]
2018/07/27(金) 18:58:52.30 ID:YwSoJMOz0
-白糸台高校・職員室-
「それで弘世、お願いって? 」
「はい。明日部室の雀卓を使わしていただけないでしょうか」
52:名無しNIPPER[sage]
2018/07/27(金) 19:00:18.21 ID:YwSoJMOz0
「こんな急な話を、いいんですか」
「うん。臨海女子とかだったら止めようかと思ったけど」
それは先鋒と副将のガラが悪いから、
53:名無しNIPPER[sage]
2018/07/27(金) 19:01:47.12 ID:YwSoJMOz0
部室の扉を開けると、タンッ、タンッ、と牌を置く音が軽快に響いていた。部屋の中央あたりで四人打ちが行われているようだ。
それを眺めていた照が、こちらに気付く。
「菫、お帰り」
54:名無しNIPPER[sage]
2018/07/27(金) 19:03:23.77 ID:YwSoJMOz0
「うう……和了られた。大星さん、強いねやっぱり」
これで点数は亦野9400、尭深9700、先輩31800、淡49100。南二局を終えてこれなら淡がだいぶ優勢か。いや、待て。
「ダブリー……だと?」
55:名無しNIPPER[sage]
2018/07/27(金) 19:04:28.09 ID:YwSoJMOz0
南三局・親:宇野沢栞・ドラ:中
栞配牌:三六2578@CDFFG白
菫(配牌で五向聴。当然だが、先輩にも淡の絶対安全圏はちゃんと機能しているようだな)
56:名無しNIPPER[sage]
2018/07/27(金) 19:05:24.17 ID:YwSoJMOz0
誠子配牌:八26789@DG西西白中
ツモ:F
誠子(チャンタ、上の三色、索子のイッツウ……。付け加えるならその辺っぽいけど、まずは手っ取り早く役牌鳴くところからだな。あんまり宇野沢先輩にカッコ悪いとこばかり見せてられない!)
57:名無しNIPPER[sage]
2018/07/27(金) 19:06:40.47 ID:YwSoJMOz0
五巡目
栞:六5678@@CDEFG白
ツモ:中
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