18:名無しNIPPER[sage]
2018/07/27(金) 15:18:27.64 ID:YwSoJMOz0
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19:名無しNIPPER[sage]
2018/07/27(金) 15:22:25.69 ID:YwSoJMOz0
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20:名無しNIPPER[sage]
2018/07/27(金) 15:24:51.40 ID:YwSoJMOz0
さてさて、我ら清澄高校麻雀部一行は明日の午後には東京を離れなければならないのだが……そうなると咲と姉とは明日の正午までには会わせたいところだ。
出来ることなら水入らずで話させたいけれど、そうも言ってられるかどうか。
いや、時間はあるしこっちの件は急いで考えることもないかな。優希もおよそ食べ終わりそうだし、まずやるべきことをやっていこう。
「それじゃあ、ぼちぼちミーティングしましょうか」
21:名無しNIPPER[sage]
2018/07/27(金) 15:32:34.98 ID:YwSoJMOz0
和と優希は昔の先輩やら友達やらがインハイに来ているらしいし、まこには来年のために人脈を広げてもらいたい。咲には須賀くんをつけようかな。ええっと、あと言っておくことは……。
「うん、こんなものね。皆からは何かある?」
「ああ、そうじゃ。さっきの買いもん精算今でもいいかのう」
22:名無しNIPPER[sage]
2018/07/27(金) 15:34:19.59 ID:YwSoJMOz0
「ほいじゃあ、行ってくるわ」
「ストップ、まこ!」
「なんじゃあ?」
23:名無しNIPPER[sage]
2018/07/27(金) 15:56:46.34 ID:YwSoJMOz0
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24:名無しNIPPER[sage]
2018/07/27(金) 15:57:41.17 ID:YwSoJMOz0
頑固な和のわりには、案外あっさり引いてくれた。
こういうときは先輩って立ち位置は便利だ。一年早く生まれだけで相手より偉くなれる。あと10年も経てばそんなもの何の意味も無くなるというのに。
「ということだから咲、お願いしていい?」
25:名無しNIPPER[sage]
2018/07/27(金) 15:59:37.51 ID:YwSoJMOz0
足がかかった相手に頭を下げ、咲が扉に向かっていく。その後ろ姿が見えなくなるのを見届けて、まこが話を切り出してきた。
「それで?」
「ああ、さっきの買い物の値段なら覚えてるわよ。今渡しちゃうわね」
26:名無しNIPPER[sage]
2018/07/27(金) 16:03:53.62 ID:YwSoJMOz0
つまり今回の私の企み、もとい算段はこうだ。
宮永照のインタビューが終わる辺りに咲にも出歩かせる。
宮永姉妹の噂に名高い迷子スキルなら部屋を出る時間が多少ずれようとも接触の可能性はある。
可能性があるなら、私の特性でその可能性を上げる。
27:名無しNIPPER[sage]
2018/07/27(金) 16:05:27.36 ID:YwSoJMOz0
つまり今回の私の企み、もとい算段はこうだ。
宮永照のインタビューが終わる辺りに咲にも出歩かせる。
宮永姉妹の噂に名高い迷子スキルなら部屋を出る時間が多少ずれようとも接触の可能性はある。
可能性があるなら、私の特性でその可能性を上げる。
28:名無しNIPPER[sage]
2018/07/27(金) 16:06:47.19 ID:YwSoJMOz0
そんな思考に耽っていると、ふいに腰のあたりに小刻みな震えを感じた。
携帯電話を取り出す。表示されている名前は「竹井久」、咲に貸している端末からだ。
「はい、もしもし」
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