1:名無しNIPPER[saga]
2018/07/25(水) 00:32:48.91 ID:owtnqPo10
北条加蓮の話になります。
一人称や呼称は公式に準じない場合があります。ご了承下さい。
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2:名無しNIPPER[saga]
2018/07/25(水) 00:43:52.26 ID:owtnqPo10
体が弱くて入院生活を余儀なくされていた頃。
テレビを見ているのも疲れて、明るくなった外を眺めていた。
雲と雲の合間から、光が差していたのが見えた。
3:名無しNIPPER[saga]
2018/07/25(水) 00:51:29.66 ID:owtnqPo10
看護婦「とうちゃーく! どう? よく見えるかな?」
加蓮「…まぶしい」
看護婦「あっ、ごめんごめん。日陰に移るね。…ここでいいかな。よっこい、しょ。」
4:名無しNIPPER[saga]
2018/07/25(水) 01:10:30.74 ID:owtnqPo10
看護婦「あのね、私も、体が弱くて、よく寝込んでいたの。だからかな、加蓮ちゃんを見た時、どこかシンパシーを感じたんだ。」
加蓮「しん、ぱしぃ? なにそれ?」
看護婦「感情移入、ってわからないかな。同じ気持ちかな、って思っちゃった。それでね。私ができなかったことを、教えておこうと思ったワケ。勝手だよね。」
5:名無しNIPPER[saga]
2018/07/25(水) 01:35:39.26 ID:owtnqPo10
半年もしないうちに、退院することになった。
看護婦さんは、笑顔で見送ってくれた。
その看護婦さんが異動した、という話は、のちにお母さんから聞いた。
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