佐々木「やぁ、キョン。待ちくたびれたよ」キョン「佐々木……何してるんだ?」
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名無しNIPPER
[sage]
2018/07/16(月) 22:28:05.68 ID:sSMsKf7k0
佐々木「話は変わるけど」
瞬時に佐々木は話を切り替えた。
そういうところが、頭の良さを表している。
俺だったら相当引きずるに違いない。
以下略
AAS
14
:
名無しNIPPER
[sage]
2018/07/16(月) 22:30:13.92 ID:sSMsKf7k0
質問の意図はわからないが、とりあえず。
キョン「まずは声をかけるしかないだろ」
佐々木「なんて声をかけたらいいと思う?」
以下略
AAS
15
:
名無しNIPPER
[sage]
2018/07/16(月) 22:33:31.07 ID:sSMsKf7k0
佐々木「どうやら思うところがあるようだね」
キョン「ああ、いや……気にするな」
探るような視線から目を逸らす。
以下略
AAS
16
:
名無しNIPPER
[sage]
2018/07/16(月) 22:35:53.48 ID:sSMsKf7k0
佐々木「さて、涼宮さんのことはともかく」
キョン「なんだよ」
くつくつと、おちょくるような含み笑い。
以下略
AAS
17
:
名無しNIPPER
[sage]
2018/07/16(月) 22:37:28.76 ID:sSMsKf7k0
キョン「本能すら従えて、ねぇ」
ぼんやりとそらんじると、佐々木が補足する。
佐々木「例えば、朝比奈さんみたいな人のことを、キミは守ってあげたくなるだろう?」
以下略
AAS
18
:
名無しNIPPER
[sage]
2018/07/16(月) 22:39:28.49 ID:sSMsKf7k0
キョン「ハルヒはどうなんだ?」
言われっぱなしは癪だ。
今度はこちらから聞いてやる。
すると佐々木はくっくくと笑って。
以下略
AAS
19
:
名無しNIPPER
[sage]
2018/07/16(月) 22:41:33.92 ID:sSMsKf7k0
佐々木「さて、最後は僕についてだ」
俺の周囲の人間関係に対する攻撃が止んだ。
与太話もそろそろ終わりらしい。
柔らかな微笑のまま、佐々木は切り出した。
以下略
AAS
20
:
名無しNIPPER
[sage]
2018/07/16(月) 22:43:23.40 ID:sSMsKf7k0
佐々木「でも、それは僕にとってだけでキミは新しい友人とよろしくやっていた。そのことを責めるつもりはない。でも、わかって欲しいんだ。僕はずっとずっと、待っていたのだと」
責めるつもりはないとは言えども。
だいぶ責任を感じてしまった。
たしかに、1年以上佐々木とはご無沙汰だった。
以下略
AAS
21
:
名無しNIPPER
[sage]
2018/07/16(月) 22:45:42.24 ID:sSMsKf7k0
佐々木「朝比奈さんのような愛らしさや、長門さんのような危うさがあれば、キミだって放って置かなかった。きっと、気にかけてくれた」
まるで自己暗示だ。
佐々木はそう思い込んでいるらしい。
待っている間に、色々と考えたのだろう。
以下略
AAS
22
:
名無しNIPPER
[sage]
2018/07/16(月) 22:48:59.24 ID:sSMsKf7k0
佐々木「背を、預けられる……存在?」
ようやくこちらを見てくれた佐々木。
その煌めく瞳は、若干赤くなっていた。
今更、自分が口にした臭すぎる台詞に悶絶しそうになったが、ぐっと堪えて、肯定する。
以下略
AAS
23
:
名無しNIPPER
[sage]
2018/07/16(月) 22:52:05.94 ID:sSMsKf7k0
佐々木「醜態を見せてしまって、申し訳ない」
冷静さを取り戻した佐々木は謝罪してきた。
謝られても困る。全て俺の責任だ。
とはいえ責任の所在を明確にする必要はない。
以下略
AAS
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