俺「アンチョビが画面から出てきた」
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134: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/17(火) 23:04:51.33 ID:MeNYOwih0
 2017年12月10日。日曜日。

 約束の時刻は13時ジャスト。
 アンチョビと共に荻窪にあるガルパン制作会社へ向かうこととなっていた。

 朝から体調は最悪だった。
 昨日も最悪だったがそれ以上な気もした。
 同僚も一人高熱でダウンしている。
 限界が近い。

 戯れに熱を測ってみたが、何故か熱はない。
 それじゃあまだ闘えるよねと俺はディスプレイへ向かった。

 昨日同様、昼飯を食べる振りをして会社を出た。
 新宿から荻窪までは電車で10分ほどだ。近くて助かる。

「顔色が悪いぞ?」

「大丈夫大丈夫」

 アンチョビとは荻窪駅で待ち合わせ、一緒に会社まで歩いた。
 平和な荻窪の町並みと弾む彼女の声は仕事を忘れさせる。


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