135: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/17(火) 23:06:19.90 ID:MeNYOwih0
「あぁ、どうも。すぐにわかりましたよ」
案内された部屋には会社の代表が待っていた。
Blu-rayのコメンタリーで耳にした声だ。
「こちらがアンチョビさんかっこかりで、あなたが戸庭さん?」
「あ、はい。戸庭です。とはいえ、私はただの付き添いなので、お気になさらず。基本的にはアンチョビさんが話しますので」
「ちなみに失礼ですが、戸庭さんはどういう関係で?」
「簡潔に言ってしまうとアンチョビさんと一緒に住んでるんですけど、経緯の説明が必要かと思いますので、はい、じゃあ、アンチョビさんお願いします」
「おう! そうだな、まずは私が戸庭の家で寝ていたところから――」
アンチョビは威勢良く語り出す。
代表は興味深そうな顔でアンチョビの話に耳を傾けている。
わざわざ呼んでくれたせいもあってか、ツッコミを入れる様子はない。
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