【デレマス】月を隣に夜を歩く
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18:名無しNIPPER[saga]
2018/07/15(日) 00:47:51.24 ID:68QvvrKK0

最後の休憩場に着く頃には子供達はみんな疲れて眠ってしまい、車で連れて行かれたのでまたライラさんと二人になった。

今度の休憩所は往路で休憩した公園ではなく、坂のすぐ手前。農協の駐車場。

そこでボランティアの方々が甘酒の炊き出しをしてくださっていた。ラストスパートこれを飲んで頑張れ、ということだろう。

二人で駐車場の止め石に座って甘酒をいただく。

この頃には僕もライラさんもみんな疲れ果ていて、また静かな夜に戻っていた。

「ライラさん、大丈夫?」

「……疲れましたですねー、でも甘酒を飲んでライラさん復活ですよー」

疲れた体に暖かくて甘いものは本当に嬉しい、体がこれを求めているのがよく分かる。

「……それじゃあ最後まで頑張ろうか。あとは坂を下るだけだよ」

再び立ち上がり歩き始める。僕たちの街が見えてきた。




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