22:名無しNIPPER[saga]
2018/07/18(水) 19:56:58.42 ID:XvfI7PG50
「あのー」
公園のベンチに再び座って休み始めた男に、女は言葉をかけようとしていた。
「ええーっと」
23:名無しNIPPER[saga]
2018/07/18(水) 19:57:33.74 ID:XvfI7PG50
「男さんは女性と手を繋いだことがありますか?」
「ちゃんとしたのは無いと思う」
「ちゃんとしてないのは有るっていうんですか?」
24:名無しNIPPER[saga]
2018/07/18(水) 20:18:08.62 ID:XvfI7PG50
「ある冬の日、ひとりの女性は街中でとある占い師と出会いました」
「突然何の話?」
「ある冬の日ひとりの女性が街中でとある占い師と出会った話です」
25:名無しNIPPER[saga]
2018/07/18(水) 20:21:31.50 ID:XvfI7PG50
「ふむふむ」
「男はどうして女性のことをあてられたと思います?」
「そんなのストーカーだからに決まってるでしょ」
26:名無しNIPPER[saga]
2018/07/18(水) 20:31:55.40 ID:XvfI7PG50
「彼は、毎日無数の女性に同じ内容で占い続けてきたんです」
「どういうこと?」
「100人、200人。あるいは1,000人、2,000人に同じ占いをし続けてきたのですよ」
27:名無しNIPPER[saga]
2018/07/27(金) 07:22:25.55 ID:+MJb82YwO
「運命の人っていると思いますか?」
「何十億という人間が住んでいるこの星のどこかにはいるんだろうな」じーーー
「私を凝視したまま地球規模の話をされても」
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