24:名無しNIPPER[saga]
2018/07/18(水) 20:18:08.62 ID:XvfI7PG50
「ある冬の日、ひとりの女性は街中でとある占い師と出会いました」
「突然何の話?」
「ある冬の日ひとりの女性が街中でとある占い師と出会った話です」
「ごめん。うんざりした顔しないで。続けて」
「占い師の男性は、あなたにまつわることを全てあててみせようと言いました。女性はそんなことができるものかしらと思いながら、占い師の前に座りました」
「えっ、えっ、ちょっと待って。その座ったって言うのは、体育座りのこと?それとも正座かな?あるいは……」
「聞き下手ですか。椅子とかですよ。もう体育座りでもいいです」
「続けて」
「それで、男はいきなりこう言いました。あなたには年のあまり離れていない妹がいますね。それに、趣味は旅行で、北海道に行くのが好きだ。学生時代はテニス部に所属していた。趣味はカラオケで、興味の無いものはスポーツ観戦だ」
「当たったの?」
「全部当たっていました。興奮した女性がさらに質問をしようとすると、彼は言いました。実は、今日が占い師の力を使える最後の日だった。そして魔力は今の占いで使い果たしてしまった。もう普通の人間に戻ってしまった僕でよければ、今夜一緒にご飯にでも食べに行きませんか。女性はハイと答えました」
「そして?」
「2人は付き合うことになったとさ。おしまい」
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